何があっても大丈夫

昨夜の食卓で、お味噌汁のじゃがいもを箸で小さくほぐそうとしている息子を見て、汁がこぼれそうと思った私は「先にお汁飲んで~」と伝えました。

 

その矢先に息子はお味噌汁をお椀ごとこぼし。 。 。

 

こぼれた汁は息子の股間を通り抜けて、下のマットまで到達しました。

 

やっぱりこぼしたか、ガーン、と心が閉じそうになりましたが、お味噌汁がこぼれて、息子の服とマットが汁まみれになった、それだけのこと、とすぐに息子の服を脱がせて、片付けを始めました。

 

それだけのこと、が、これまでできなかった。

 

ただ起こった事を受け止めようと今までも気持ちを切り替えようとしていたけど、途中でだんだん腹が立って息子に冷たく当たったり、怒鳴ったりしていました。

 

どうしてあんな食べ方するの!

いつも言ってるでしょ!

汁を先に飲んでって!

自分で片付けなさい!

 

でも昨日はこのいつもの言葉たちは出てきませんでした。

 

私の中できもちの波風が少なく(全くなかったわけではありません)、比較的穏やかでいられました。

 

起こる出来事のそのままを受け止めることができるようになってきているのかなぁ。

 

でも、まだ危うい。

 

本当は汁がこぼれそうになっても、そのままを見守り、こぼれた時には「あら、こぼれちゃったね、お着替えしようね」と、起こった事に対して判定もせず、そのままを受け止め、やることをやる、というふうにあれたらいいのだけど。

 

今日の食卓から、汁などのこぼれそうなものがあっても、こぼす心配があることも一緒に、何があっても大丈夫と、自分に優しく声をかけていきます。