昨日は茶道教室のお稽古の日でした。
前回のお稽古で教えてもらった帛紗をたたんだり、のばしたり、まるで手品をしているかのような動作を、今回はお茶のお道具を清めながらやっていくことを教わりました。
※帛紗をたたんだりしてお道具を清めることを“帛紗さばき”と言うそうです。
右手と左手のどの指を使って帛紗を持ち、動かすのか、いちいち細かくて覚えるのが大変なのですが、先生の動きに集中して、真似をする時間がとても楽しくて、何度忘れても繰り返しやってみることに没頭していました。
きっとそれは横で一緒にお稽古をしていた姉も同じで、私たち以外のお稽古をされていた仲間の方々も同じで、何度も忘れては先生に確認しながら、でもとっても楽しそうにお稽古に励んでいました。
子供のように時間を忘れて夢中になるってこういうことなんだなぁと、そんな子供のように何も考えないで夢中になることが私にもあるんだと嬉しく、子供になったような時間を楽しみました。
きっとお稽古をしている皆さまは、私も含めて40代から50代の方々で、そんな大人たちが知らないことを学ぼうと夢中になって楽しんでいる姿を見て、何をするにも遅すぎることはないんだな、やってみたいなという気持ちに素直になってよかったなと思いました。
昨日の掛け軸
『一花開天下春』(一花開いて天下の春)
一輪の花が開くことで天下に春を告げる。
たった一輪でも花が開くことで春が来たようにまわりを明るくする。
この一輪はどんな一輪でもそうであるように、私たち人間もそれぞれ自分のままであることで輝きを放つ。
…だったような。定かではありませんが、こんな素敵な言葉に触れることができるのも茶道教室の魅力です。