蓋をしないで

昨日は娘の歯の矯正治療で歯医者さんへ。

 

娘は病院が怖くて、歯医者さんへ行くこともすごく嫌がっているのですが、昨日担当してくれた先生は優しくて気に入ったようで「また、あの先生がいい」と、診察に涙を流しながらも、矯正治療をすることに覚悟を決めてくれたようで、私もホッとしています。

 

そして、娘はもう一言「前に診てくれた矯正の先生はいや、こわい」と漏らしました。

 

私は、そうだったかな、あの時は治療もなく、矯正についての詳しいお話しを聞くだけだったのに、と、よく分からず、そうだったんだね、と特に気にもとめませんでした。

 

旦那さんを交えた夜の食卓で、歯医者さんでのあれこれを話した時に、娘が「前の先生はおかにゃん(お母さん)のことを悪く言ったから嫌だった」と言いました。

 

私はそんなこと言われた記憶もなく、娘に何を言われたか確認すると、私の歯や骨格、顔のシワについて先生が指摘したことが嫌だったとのことです。

 

それを聞いて、私もそれを指摘された時に生まれついたものだから仕方ないと思いつつ、少し傷ついていたことを思い出しました。

 

ガーン、ガーン、でもしょうがない、先生の言っていることはその通りだし。

 

そして、その傷ついた自分の気持ちを我慢して、何でもないとパタッと蓋をしたことを思い出しました。

 

今朝の瞑想でその時のことを振り返り、感じていました。

 

傷ついたよね。

ショックだったよね。

辛かったね。

 

充分感じてから、

「大丈夫だよ。

そんな言葉に振り回されることはないよ。

私のままで生きてね。

私が私を守るから。」

と声をかけてあげました。

 

最後にみぞおちの奥に何度も呼吸を送りながら、今家に生けてあるフリージアの黄色い花を咲かせてあげて、私が私のままで堂々と在ることができますようにと祈りました。

 

娘がふと伝えてくれたことがきっかけで、私はその時の傷の蓋を開けて、癒すことができました。

 

こんな小さな、でも本当は小さくもない傷に蓋をしてしまっていることが、きっとたくさんあるんだろうと思います。

 

これからはどんな小さな傷も蓋をしないでいられるように、自分の感覚に寄り添うこと大切にしたいです。

 

娘への感謝を込めて。