そのままで

5歳の息子は正直で思ったまま、見たままを表現する。

 

髪の毛が薄くなったおじさんを見て、「あたまはげてるね」とか、前をふさがれて通れない時に「そこじゃまだからどいてください」とか。

 

大人になると敢えて言わなかったり、黙ってその場をやり過ごしたりするけど、大きな声で構わず言う息子に毎度驚かされ、ついぷっと笑ってしまいます。

 

昨日も食事の時に旦那さんが息子に「乾杯しよう♪」と言うと、息子は「おとなん(お父さん)とはいや!」と言って、乾杯を断りました。

 

少し寂しそうな旦那さん、でも構わない息子。

 

いつもなら、私はつい気を遣って「そんな冷たいこと言わないでよ。そんな冷たい子とはお母さんも乾杯したくないな」と言って、無理に乾杯するようにさせるのだけど、昨日はその様子をただ見ているだけにしました。

 

この変化はきっと、私自身が自分に正直で素直でありたい、相手の気持ちを考えるような自分でなくてもいい、自分の気持ちを優先する私のままでいい、思ってもないのに、やりたくないのに相手の要求に応えなくてもいい、と気持ちが変化しているからだろうと思いました。

 

自分がそうしていると、他の誰かのそうしたことも受け取れるようになるんだなぁと嬉しい発見でした。

 

これからも自分も、周りの人たちも、そのままを表現することで自分のままでいられるように意識を向けていきたいと思います。